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サーキュレーターを導入して節電+快適な空間を作る!

業務改善

こんにちは。デイサービスで相談員を9年目になるレイレイと申します。これまで、一般型通所介護、認知症対応型通所介護、リハビリ特化型通所介護、地域密着型通所介護で相談員の経験をしてきました。

デイまめブログでは、僕自身が赤字経営のデイサービスに配属され、一年で黒字化へ転換できた経験をもとに、デイサービスでの業務改善や、稼働率アップにつながる情報を発信しています。現役の相談員さんの抱える悩み解決のヒントにしていただけたらと思います。

レイレイ
レイレイ

いよいよ暑い季節が近づいてきたね!

デイまめ
デイまめ

エアコン必須の時期が来る!電気代が心配だぁ。最近は物価高騰の影響で、どこの施設も水高熱費が上がって、経営を圧迫している状況が続いてるらしいし…。

レイレイ
レイレイ

今日は、節電効果の高い、サーキュレーターをデイサービスに導入するためのポイントをまとめたよ。節電により電気代を抑えつつ、ご利用者に快適な空間を提供できるのでぜひ参考にしてくださいね。

物価高による影響で電気代もかなり上昇!

一般社団法人全国介護事業者協議会の報告によると、「令和3年10月~令和4年1月」と「令和4年10月~令和5年1月」を比較した電気代の上昇率が11~51%を超えている事業所が半数以上となっているようです。

電気料金の利用者一人当たり/月の上昇額が1,000円以上の事業所も半数以上となっているとのこと。当然、私たち市民と同様に、介護施設にも大きな影響が出ている現状です。

電気料金のうちエアコンの電気代が占める割合は30~50%

夏場も冬場も、エアコンの種類、使用頻度、設定温度、お住まいの地域、家の断熱性などによって差はありますが、電気料金の中でもエアコンによる電気代は30~50%を占めます。

デイまめ
デイまめ

エアコンの電気料金を下げることが出来れば、かなりの節約になりそう!

環境省によると夏の冷房時の室温は28℃、冬の暖房時の室温は20℃を目安にするようにとあります。
夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になるそうです。

熱中症予防は欠かせない!

とはいっても、高齢者施設では、ご利用者がより快適に過ごせる温度を、常に調整しなければなりません。猛暑の日に、節電を優先した温度設定だけの対応は出来ませんよね。

そこでサーキュレーターが活躍します!サーキュレーターを導入することで、エアコンの設定温度を快適さを保ったまま、1℃~2℃弱めることが出来ます。

昔からある扇風機とサーキュレーターって違いはあるの?

私が子供の頃にはサーキュレーターなんてなかったです。扇風機なら、子供時代によく「あ゛ぁ~~」って声で遊びましたね笑

扇風機は単純な構造なので、壊れることが少なく、10年20年近く使っている方も多い。サーキュレーターの存在は知っていても、実際に使ったことがない方が多のではないでしょうか?

以下に扇風機とサーキュレーターの主な違いを表にまとめてみました。

扇風機サーキュレーター
用途と役割風を扇いで体感温度を下げる。空気を循環させて部屋全体の温度を均一にする。
風の性質比較的広範囲に風を送るが、遠ざかるほど風は弱くなる。強力なモーターで遠くまで一定の強さの風を送り、部屋全体の空気を循環させる。
使用の目的主に夏場に涼しさを感じるために使用。直接的な風を体に当てることで体温を下げる。一年中、空気の流れを改善するために使用。エアコンや暖房と併用して冷暖房の効率を上げる。
使用シーン寝室で就寝前やデスクワーク中など、直接風を当てたい場合。エアコンや暖房を部屋全体に均一に分布させたい場合。
扇風機とサーキュレーターの違い

つまり、空間全体を快適にして省エネ効果を求めるならサーキュレーターが有効ということですね。

主なタイプは4種類!

床置きタイプ、壁掛けタイプ、タワー型タイプ、卓上タイプの4種類です。

床置きタイプ

床に直接設置するタイプで、一般的には風量が豊富で、広い範囲の空気を循環させることができます。リビングや大きな部屋に適しています。

壁掛けタイプ

壁に取り付けるタイプのサーキュレーターです。床やテーブルのスペースを取らないため、部屋が狭い場合や、床面をフリーに保ちたい場合に適しています。

タワー型タイプ

高さがある縦長の形状で、床に直接設置します。スリムなデザインが特徴で、省スペースに設置できます。また、タワータイプのサーキュレーターは、より広範囲の空気を循環させることが可能です。

卓上タイプ

小型で軽量なため、テーブルやデスク上などに設置します。直接風を送りたい特定の場所に適しています。移動が容易で、必要な場所へ簡単に持ち運べます。

レイレイ
レイレイ

それぞれの環境にあったものを選ぶと良いね!

目的に合わせての置き場所を調整!

エアコンの効果を上げるためには

サーキュレーターは首振り機能のあるものもありますが、室内を均一な温度にするためには、首をふるよりも一定方向に向けて使用します。

暖房の場合は、暖気が上へあがるため、可能であればエアコンの反対側の低い位置に設置することでスムーズにお部屋が均一な温度になります。

換気のためには窓のそばに設置する。

窓を背に内側または外側に向けて使用することで外気を効果的に室内に送り込むことが出来ます。

デイサービスでの注意点!

ご利用者の転倒に注意する

比較的お元気な方の多いデイサービスでは、ご利用者が自由に移動されることが多いため、足元に引っ掛けて転倒されないよう動線には置かないように気をつけましょう!

リチウムイオン電池タイプの充電式のものもあります。

寒がりのご利用者への配慮

ご利用者によっては、風を感じることが苦手な方もおられます。

少し換気をするだけでも「寒いから閉めてほしい」と訴えて来られる方もおられますよね。

席位置の調整や、風向きの確認などは忘れずに行いましょう。ひざ掛けなどをお渡しできればより丁寧な対応になります。

レイレイ
レイレイ

扇風機に比べると、サーキュレーターのほうがインテリアとして溶け込むから、気付かれない方が多いよ。

まとめ

今年の夏も厳しい暑さになると予測されていますね。ご利用者だけでなく、職員の職場環境としても、快適な空調を整えることは当然のこと。

介護施設の存続にとって、水光熱費の高騰の現状でできる工夫、つまり電気代節約につながる改善は必須事項です。

施設の規模にもよりますが、サーキュレーターによる経費削減は、比較的安価で導入出来る点や、効果がはっきりと体感できる点で、失敗のない効果的な改善です。

また夏場だけでなく、冬場や、感染症対策の換気にも活用することができます。

もしまだサーキュレーターを導入していない事業所がお在りでしたら、この夏からぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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