デイサービスの相談員さんが抱えるストレスはいろいろ。私自身もとてもしんどい時期が長くありました。でも今は、以前に比べて随分とストレスをコントロールできるようになりました。今日は、デイサービスの相談員は普段、どんなストレスを感じているのか、挙げてみますね。
これから相談員になる人にとっても、今、壁にぶち当たって悩んでいる人にとっても、少しだけ参考にしていただけたら幸いです。
相談員のストレスが記されているサイトがほとんどない。
デイサービスの相談員の業務について、検索をかけてみても、ほとんどのサイトでは、業務内容や役割について記されていることはあっても、どのようなストレスを抱えているのかを細かく教えてくれるサイトにめぐり合うことがなかった。
だから今回は、どんなストレスを感じるのかを、自分の体験を挙げてみることにした。
自分と同じように苦しむ相談員さんを救いたい。
こんにちは。デイサービスで相談員を9年目になるレイレイと申します。
これまで、一般型通所介護、認知症対応型通所介護、リハビリ特化型通所介護、地域密着型通所介護で相談員の経験をしてきました。
デイまめブログでは、僕自身が赤字経営のデイサービスに配属され、一年で黒字化へ転換できた経験をもとに、デイサービスでの業務改善や、稼働率アップにつながる情報を発信しています。
現役の相談員さんの抱える悩み解決のヒントにしていただけたらと思います。
私の抱えていたストレスを挙げてみる
事業所の規模や運営方針によって違いはあると思いますが、私が相談員として抱えるストレスは大体こんな感じでした。
・情報の処理に追われる。
嬉しいことでもありますが、相談員は職員から、ご利用者から、家族から、ケアマネから、次から次へと質問を投げかけられます。的確に判断し、指示や回答する必要があります。
私自身、初めて相談員になったとき、開始5分で、パニックになりそうだったのをよく覚えています。
だって、みんな「リーダー!○○はどうしたらいいですか?」って聞いてくる。自分で考える職員さんを育成することの大切さに気づいたのは、随分経ってからだった。
・立場的に悩みを相談できる機会があまりない。
中間管理職だったため、上司からのプレッシャーと部下からの突き上げに挟まれることもしばしば。相談員になるころには、同期メンバーも異動や退職などでほとんど居なくなってしまってた。
理解ある上司とめぐり合うことが出来るかがとても大きいと感じた。自分の上司のタイプや性格によって、こんなにも気持ちが違うってことに驚いた。
・数字を求められる。
当然のことではあるけれど、、。定員があるデイサービスは稼働率が高くないと赤字になってしまうこともしばしば。相談員になりたてのころは、全てのケアマネさんが敵に見えた(笑)
・人材不足
どこの事業所でも、人材が足らないのが普通。コロナ禍は、本当に大変だった。
でも、人手不足を理由に愚痴を言う職員が昔から大嫌いでした。まずは出来る工夫をやってみること。それに尽きる。努力しながら、人員補充を訴えるべき!
・クレームによる精神的疲労。
頻度は少ないが、大変なご家族に当たってしまうと、精神的な疲労が長く続くことに。家族とスタッフとの間に板ばさみになってしまったときが、一番つらくて、胃がいたかったなぁ。
・職場のスタッフ間の人間関係の問題が解決できない。
お局さんによる他職員への高圧的な態度や、サボり癖など。1人の職員のためにみんなが気を使ってしまう。「人を変える」のではなく、「人が変われる機会や気持ちを作る」ことに気づくのに時間がかなりかかった。
・相談員業務の仕事がたくさんあって終わらない。
新規受付、サービス担当者会議、通所介護計画書、会議レジュメ作成、シフト作成、実績入力、CM・家族との連絡調整、現場のフォローなど。目の前の仕事をこなすのがやっとだった。
小さな業務改善も大事だけど、大幅な改善や変更が結局一番効果がある。そのポイントに気づけるかどうかが肝!
しんどいだけでは決してない!嬉しいことや素敵なこともたくさんある!
相談員になれば、これまでの現場スタッフよりも責任も増えますが、裁量権を得ることになります。つまり、自分の判断で出来ることがたくさん増えます。
しんどいことも勿論あるけど、仕事に慣れてくれば、自分らしい介護やケアをチームで提供できるようになれます。自分の頑張りがきっとこの先に実を結び「目の前のご利用者の笑顔」に、「スタッフの喜び」につながります。
でも、本当につらいときは、遠慮せず、異動願いを出すべし。仕事を変えるべし。楽しく働ける場所はいくらでもあるから~!!
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