今日は2024年現在の喉詰めの窒息時の対応について紹介します!
致死率の高い、喉詰めによる窒息事故!
致死率の高い、喉詰めによる窒息事故
こんにちは。デイサービスで相談員を11年目になるレイレイと申します。
これまで、一般型通所介護、認知症対応型通所介護、リハビリ特化型通所介護、地域密着型通所介護で相談員の経験をしてきました。
デイまめブログでは、僕自身が赤字経営のデイサービスに配属され、一年で黒字化へ転換できた経験をもとに、デイサービスでの業務改善や、稼働率アップにつながる情報を発信しています。
現役の相談員さんの抱える悩み解決のヒントにしていただけたらと思います。
みなさん、こんにちは。今回は、喉詰めの窒息事故の際の対応について、IMG吸引ノズルについてお話しします。かつては多くの施設で使われていたこのノズル、実は今は販売が終了しています。それでは、2024年現在、窒息時の対応はどうすればいいのでしょうか?日本と世界の最新の対応方法を確認してみました。
窒息時の基本的な応急手当
まずは基本の応急手当から確認しましょう。
背部叩打法
- 被害者の後ろに立ちます。
- 被害者の肩甲骨の間を手のひらで強く叩きます。
ハイムリック法(腹部突き上げ法)
- 被害者の背後に立ち、両腕を腰に回します。
- 片手を拳にし、その拳を被害者のへその少し上に当てます。
- もう片方の手でその拳を握り、上方向に強く突き上げます。
吸引装置(エマージェンシー・アスピレーター)の利用
一部の国では、窒息時にエマージェンシー・アスピレーター(吸引装置)を補助的に使用しています。これは、標準的な方法が効果を示さない場合や、物理的に対応が難しい場合に特に有用です。
- 使用例:アメリカの一部の医療機関や救急サービスで、非電動吸引装置が試験的に使用されています。
- 研究結果:吸引装置は、特に肥満患者や妊娠中の女性、車椅子利用者に効果的であることが報告されています。
掃除機の使用について
掃除機を窒息時の緊急対応に使うことについては、意見が分かれています。効果が証明されていないため、リスクも伴いますが、一部ではサブ的な方法として紹介されることもあります。
国別の対応方法
各国で推奨されている窒息時の対応方法をまとめてみました。
- アメリカ:背部叩打法、ハイムリック法、心肺蘇生法(CPR)が推奨されています。
- イギリス:背部叩打法とハイムリック法が推奨されています。早急に救急サービス(999)に連絡することが強調されています。
- カナダ:心肺蘇生法(CPR)の早期実施が強調され、救急車の呼び出しが推奨されています。
- オーストラリア:背部叩打法と腹部突き上げ法の組み合わせが推奨され、救急連絡(000)が強調されています。
- ドイツ:背部叩打法とハイムリック法が推奨され、異物が取り除かれた後も医師の診察が推奨されています。
まとめ:窒息時の対応方法
最後に、窒息時の対応方法をわかりやすくまとめます。
- 背部叩打法:
- 被害者の後ろに立ち、肩甲骨の間を手のひらで強く叩く。
- ハイムリック法(腹部突き上げ法):
- 被害者の背後に立ち、両腕を腰に回す。
- 片手を拳にし、その拳を被害者のへその少し上に当てる。
- もう片方の手でその拳を握り、上方向に強く突き上げる。
- サブ的な方法:
- 吸引装置や掃除機の使用(状況に応じて)。
- 窒息が改善されない場合:
- 直ちに心臓マッサージ(CPR)を行う。
- 速やかな救急要請:
- 窒息時には迅速に救急サービスに連絡する。
また、地域の救命講習に参加することを強くお勧めします。特に、総務省が配信している普通救命講習は非常に有用です。応急手当の正しい実施方法を学ぶことで、緊急時に適切な対応ができるようになります。
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